河が国境になるとき、どっちの岸が国境線になる?
世界には、河が国境となっているところが少なくないです。
そんな河で泳いでいると、「向こう岸には絶対近づくな」と注意されることがあります。
そこで「どうして?」と聞き返すのは、国境線を持たない日本人ぐらいのものでしょう。
ためしに聞いてみれば、「国境警備兵に撃たれるぞ」といった答えが返ってくるはず・・・。
つまり、向こう岸に近づくと密入国とみなされ、国境警備兵に撃たれても仕方がないというわけです。
では、河のどこまで泳ぐと、国境警備兵に撃たれる恐れが出てくるのでしょうか。
一般に河川が国境の場合、船が航行できないところでは、河川の中央線が国境とされています。
だから、河川の中央を越えれば、越境ということになりますね。
また、船の航行ができる河川では、メインとなる航路の中央線で区分することになってます。
この場合も、たいていは河川の中央線か、それに近いところ。
ただし、河川の形が変化すると、主要航路がどちらか一方の国に組み込まれてしまうことがあります。
そんな場合、両国の話し合いがまとまれば、国境線が微妙に移動することもあります。
話し合いがまとまらなければ、チグリス・ユーフラテス川をめぐる国境問題が戦争の一因になったイランとイラクのように、紛争が勃発することもあるんです。